ファイブ・コグ(Five Cognitive Functions)は高齢者用の集団認知機能検査として、東京都健康長寿医療センター研究所と筑波大学精神医学によって開発された検査です。
マニュアルに沿って実施することができ、特に資格は必要ありません。
*ファイブ・コグ研修のご案内はこちら
検査の内容
15秒間にできるだけ速く数字を◯印で囲む課題です。 |
手がかりとなるカテゴリーと一緒に32個の単語を記憶し、カテゴリーをヒントに覚えた単語を書き出す課題です。 |
上中下の文字と文字が書かれた位置が一致するものに◯印を付けて、同時に順番に数字を振っていく並行作業の課題です。 |
時計の文字盤を描き、それに時刻を表すように針を書き込む課題です。アルツハイマー病では、こうした視覚的構成機能が侵されますので、その判別には有効な検査です。 |
2分間にできるだけ多くの単語を書き出す課題です。 |
例えば、ルビーとダイヤという2つの単語から宝石という上位の概念を抽出する課題です。検査は16問からなっています。 |
参加者にとっても、1回目のファイブ・コグは自分の現在の認知機能を知ることができ、活動へのモチベーションを高めることができます。また2回目のファイブ・コグはその効果を確認する機会となり、継続につなげることが出来ます。
Q1 | ファイブ・コグ検査を学ぶための研修はありますか? |
認知症予防事業研修・ファイブ・コグ研修の中で、ファイブ・コグ検査の概要・実施方法等について学べます。 詳しくは研修のページをご覧ください⇒ここをクリック 出張研修も可能です。 |
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Q2 | ファイブ・コグ検査を行うには何か資格が必要ですか? |
特に資格は必要ありません。マニュアルに沿って実施します。 |
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Q3 |
検査を受けてもらう際に気をつけることはありますか? |
”何を測る検査なのか” ”どのような事がわかるのか”という検査の意義を伝え、納得し本人の意思で受けてもらうことが大切です。 |
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Q4 | 40代・50代の人が検査を受けてもいいですか? |
検査は65歳から84歳までの方のデータに基づいて基準化されています。 |
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Q5 | 事業評価をしたいと思います。事前と事後はどのくらい期間をあけるといいですか? |
介入によって行動習慣が確立されて6か月間維持されたあとが望ましいでしょう。 |
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Q6 | 事前と事後にファイブ・コグを実施する場合、間で実施するプログラムは何がいいですか? |
認知機能の維持・向上の効果が期待できる内容が良いでしょう。 |
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Q7 | 結果はどのように返すといいですか? |
集団で受けた検査なので集団で結果説明会を実施すると良いでしょう。 *テスト用紙の取り扱いに関して |
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Q8 | テスト用紙はその都度購入しなくてはなりませんか? |
実施用ビデオ一式の中にテスト用紙のデータが入っていますので、印刷して準備することができます。 |
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Q9 | テスターや結果説明会の講師を依頼できますか? |
可能です。1回の派遣費用はどちらも、9,570円(税込)+交通費 となります。 |
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Q10 | 採点委託はできますか? |
1件1,430円(税込)+送料 で委託を受けています。納品には2週間ほど時間がかかります。 |
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Q11 |
ファイブ・コグ検査はどこで受けられますか? 個人でも受けられますか? |
ファイブ・コグ検査は自治体や地域包括支援センター・
多くは地域住民対象となっているので、
当センターでは、個人対象での検査は対応しておりませんが、
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