自主活動グループの広場

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タイトル
歩こう会B 活動紹介
春便り ~神栖市 山本家住宅を訪ねて~
活動地域
茨城県鹿嶋市
日時
2021年4月13日㈫ 茨城県神栖市
グループ名
歩こう会B
グループのメンバー数
4名(男性1・女性3)
活動開始時期
2012年12月
プログラム
ウォーキング
情報
~神栖市 山本家住宅(国指定重要文化財)を訪ねる~

指定年月日は昭和51年2月3日。網元をしていた漁家。
隣町にあり、ずっと行ってみたいと気にはなっていながら、外観は目にすることはあっても訪ねられなかった。が、今回メンバーからの発案で申し込み、叶えられました。
神之池畔に駐車し、新緑の公園を徒歩20分程で到着。雨戸を所々開けて風を通して下さって、現御当主にお待ちいただきました。


江戸時代18世紀前半に建立されたと考えられるとのこと。その後改造が重ねられながら、平成3年まで住んでおられたとのこと。
平成4年全面解体修理。
10年前の東日本大震災には、倒壊もせず耐えながら、津波で床上浸水の被害があり、壁など修復されたとのこと。
とにかく柱・梁など見たこともない程の太さに一同感嘆の声をあげる。

ガイドブックにはニワバと書かれていましたが、寄棟の土間にはカマドがあり、奥には五右衛門風呂の釜と間違えられる方がいる、という大釜が置いてあり、囲炉裏もオダヤとヒロマにあり、煮炊きや暖をとり、人々が寄り添いさぞや賑やかな時が流れたのでしょう。

写真を撮ることを忘れ見入った西側は、畳敷きのゲンカン・オクノザシキ・オクノマと並び、柱の太さ、それに沿う敷居の幅、華美な装飾はなく質実な障子。堂々の趣でした。
さまざまな困難を乗り越え、なおどっしりとした趣は、訪ねた私たちに深い感動と同時に、大きなものに包み込まれたような、安らかなひと時を与えてくれました。

<2021.4.18 掲載>