認知症予防ファシリテーター®資格認定試験のご案内

 NPO認知症予防サポートセンターでは、2008年に地域で認知症予防のための取り組みやプログラム活動の支援を行う人材である「認知症予防ファシリテーター®(1級・2級)資格認定制度を創設いたしました。

 第1回から第16回までの2級受験者数は合わせて780名(うち合格者555名)、1級受験者数は67
名(うち合格者49名)となり、各地で活躍されております。 

認知症予防ファシリテーター®」はNPO認知症予防サポートセンターの登録商標です。

【趣旨】
 当センターでは、200310月に発足以来、「認知症予防ファシリテーター養成研修」を全国各地で実施してきました。研修を受講された多くの方が、現在ファシリテーターとして認知症予防事業に携わっています。様々な場所や方法で、ファシリテーターについて学ばれる方が増えるにつれ、技術や知識の質を一定に保つことも重要な課題となってきたことから、ファシリテーター資格認定制度を創設いたしました。

認知症予防事業関係者の皆様が、自信を持ってプログラムに取り組めるよう、NPO認定のファシリテーター資格をご活用いただければと考えております。

認知症予防ファシリテータ® 格認定試験】

  資格には「認知症予防ファシリテーター®2級」と「認知症予防ファシリテーター®1級」の2段階があり、
  2級・1級試験はともに年に1回、実施しております。 試験の概要は下表のとおりです。

  2級試験は郵送での受験ですので、遠方からでも大きな負担なく受験できます。

2 級 1 級
内容 ●認知症予防に関わる知識を有し、認知症予防プログラムの運営に必要な技法、および効果評価の技法についての知識を有する。  ●認知症予防に関わる知識を有し、認知症予防プログラムの運営に必要な技法、および効果評価の技法についての知識と技術を有する。
受験資格 ●満18歳以上(受験年度の4月1日現在) ●2級合格者で、当センター主催の認知症予防ファシリテーター®研修等、地域型認知症予防プログラムの進め方を学ぶ研修を修了した者、又はプログラムのファシリテーターとしてグループを運営した経験がある者。
(2015年6月10日開催の定期総会及び理事会にて1級受験資格の追加・変更が承認された)
試験方法 ●筆記試験
●受験申込者に試験問題を郵送
  返送された解答を採点
  一定の基準に達したものを合格とする
●筆記試験(論述)
●ロールプレイによる
 ファシリテーターの技術試験
試験日程

2級資格認定試験日程
申込み:12月初旬~翌年1月中旬
試験問題:1月下旬ご自宅宛に郵送
試験解答返送期限:2月中旬
試験結果郵送:3月末 

2023年度1級資格認定試験は中止となりました。

費用 ●審査認定料 8,000円(税込み) ●審査認定料 21,000円(税込み)
●ロールプレイ講習費 14,000円(税込み)
申込み

実施要項に従い、受験申請書を当センター宛にご郵送ください。

2023年度(第16回)は終了しました

●2級資格認定試験実施要項2023.pdf

1級試験再開の折にはホームページでお知らせします。

その他 第16回認知症予防ファシリテーター®
2級資格認定試験結果
受験者数:1名
合格者数:1名


合格おめでとうございます。

合格基準:
・穴埋め問題、選択問題の合計得点がおおむね70%を超えている
・論述問題の合計得点が、おおむね60%を超えている
・配点は下記「よくある質問」Q5をご参照ください

2023年度1級試験中止に伴い、1級試験対策ロールプレイ講習も中止となりました。

認知症予防ファシリテーター®2級よくある質問

 Q1 ファシリテーター研修を受講した人は2級の扱いになりますか?
 

ファシリテーター研修を受講しただけでは、2級認定とはなりません。

 Q2 ファシリテーター資格を持っていないとプログラムを実施してはいけないのですか?
 

 資格がなくてもプログラムの実施はできますが、「認知症予防ファシリテーター」の名称は当センターの登録商標ですので名称の使用はできません。

 Q3
試験勉強に適した教材は?
 

受験勉強に適した教材として、標準コーステキスト(ウォーキング・料理・旅行・パソコン)以外では

●都老研方式「地域型認知症予防プログラム」実践ガイド(中央法規出版株式会社)

●失敗しない「認知症予防のすすめ方」 (真興交易株式会社  医書出版部)

●認知症予防ファシリテーター養成DVD教材(レデックス株式会社)

※DVD教材は当センターでもお取り扱いしています。

 Q4  ファシリテーター研修を受講していないと試験は受けられませんか?
 

研修を受講せずに他の方法で勉強されても構いません。

 Q5 試験問題の形式と配点は?
 

穴埋め形式・選択形式、論述形式の問題があります。
配点は、穴埋め形式20点・選択形式40点・論述形式40点(20点×2問)の計100点です。

 Q6 試験問題の解答は公開しないのですか?
 

公開の予定はありません。
郵送式の試験のため、解答返送までの間に複数の資料にあたれば正答が導き出せるものと考えています。

 Q7 次回の試験はいつ頃になりますか?
 

毎年11月頃からホームページ上で案内を開始。
12月初旬申込受付開始、1月初旬申込締切。
1月下旬に試験問題が郵送され、2月初旬返送期限で試験結果は3月末までに郵送で通知されます。

認知症予防ファシリテーター®1級よくある質問

 Q1 1級の論述試験の時、資料の持込みはできますか?
 

持込み不可です。当日示されたテーマに沿って記述していただきます。

 Q2 実際にファシリテーターとしてグループを運営した経験がなくても、2級資格を取得していれば1級を受験することはできますか?
 

2級合格者で、グループ運営経験がない場合は、当センター主催の認知症予防ファシリテーター®研修や認知症予防事業研修、または当センター講師が担当した研修(カリキュラムに「地域型認知症予防プログラムの進め方」が入っている研修)等を修了していれば受験資格有となります。
詳しくはお問い合わせください。

 Q3
地域型の研修は受講していますが、全部のプログラムは学んでいません。受験しても大丈夫でしょうか?
 

1級資格試験の範囲は、標準コーステキストの料理・旅行・パソコン・ウォーキングです。
一部のプログラムのみ、または集中コースプログラムを学んだという場合は、地域型プログラムの基礎は学んでいるということで受験は可能ですが、具体的な各プログラムの進め方等、研修で学んでいない部分をテキストを読むなどして補っておくことをお勧めします。

 Q4  試験前日のロールプレイ講習を受講しないと試験は受けられませんか?
 

ロールプレイ講習の受講は任意です。
この講習のみの受講では1級受験資格には該当しません。
他の研修と併せて受講されることをお勧めします。
講習は1級資格認定試験対策として、実際のロールプレイ試験を模した内容が盛り込まれていますので、試験当日落ち着いて対応できるというメリットがあります。

 Q5 1級試験に合格するとファシリテーターの仕事を紹介してもらえますか?
 

当センターで仕事を斡旋することは一切ありません。