自主活動グループの広場

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タイトル
歩こう会B 活動紹介
~「高松かるた」散策②~
活動地域
茨城県鹿嶋市
日時
2022年3月9日㈬
グループ名
歩こう会B
グループのメンバー数
4名(男性1・女性3)
活動開始時期
2012年12月
プログラム
ウォーキング
情報

「高松かるた」第2回 木滝地区

 金クソの 語る比屋久内(びやくうち) 製鉄跡

【金クソとは大昔のタタラによる製鉄のクズのこと。

高松公民館からほど近くにこの遺跡はありました。この一帯は高低差があり、谷から吹き上げられる風を利用した、平安時代後期の半地下式構造の炉を持った「たたら製鉄」の遺跡です。金クソ(鉄クソとも)と呼ばれる物が、展示されてされていましたが、今や段々のある丘のなりで、周囲には竹が茂り藪椿が可憐でした。】
私たちを最も喜ばせたのが、フキノトウでした。ちょうど採り時。持ち帰り香り豊かに夕飯のご馳走でした。
                         

そこからは下り坂。家々の梅の花を眺めながら、今度は北側の山に上ります。ほどなく清光寺(せいこうじ)の赤い山門が見えました。焼失したり、再建されたりで建物自体は歴史を感じませんでしたが、墓地にある墓石はとても古く祀られていると感じました。境内には、戦没者の名が刻まれた石碑がずらっと並び、地区の方々なのだとお参りしました。反対斜面の道を下り、のどかな田んぼ道を歩き、また上り坂。


今度は富士登山です。

 さらさらと 真夏に雪ふる 富士の山

【30余mの小高い山を、通称富士山と呼び地元の人が大切にしていた。山の下を通った大町(鹿島神宮前)の人たちが、「駿河の富士山は夏でも雪があるのに、この山は何もない」とあざ笑いました。その帰り不思議なことに土用の最中なのに雪が降ってきました。享保年間(1716)に「富士山大権現」と刻んだ立派な石塔を建て、毎年大町より 注連飾りや御神酒を供え、大正の頃までお祭りをしたそうです。】


登りました。五合目まではなだらか、そして急傾斜となり、頂上に登るには、周りの木や竹につかまりながらの、富士登山でした。注連縄はお正月に替えられたのか新しくなっており、今でも大切にされているのがわかりました。

 境内に 芸座の音ひびく お稲荷さん

【昭和48年鹿島開発に伴う高松中央団地造成により、現在地(字比屋久内)に遷座。木滝の阿波(あんぱ)囃子は幕末のころから演じられ、かつては山車や獅子も出て家々をまわっていたそうです。】

早春の香りを感じながら、この地の地形が谷あり山ありで、楽しいハイキングになりました。                

その土地土地の歴史や生活を感じながらの、このカルタの企画、次回も続けます。



    木滝の稲荷神社 元来の場所

<2022.3.14 掲載>