自主活動グループの広場

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タイトル

歩こう会B 活動紹介
~「高松かるた」散策⑤~

活動地域

茨城県鹿嶋市

日時

2022年9月14日㈫

グループ名

歩こう会B

グループのメンバー数
3名(男性1・女性2)
活動開始時期
2012年12月
プログラム
ウォーキング
情報

「高松かるた」第5回 下塙地区

陽ざしはありながら、風はさわやか。公民館の背の高いひまわりに見送られ、出発。                    ほどなく彼岸花の群生に出会い思わずシャッターを切る。

9月①

 いぼとりの 地蔵にお礼の タバコあげ

9月②

国道124号を横断し、佐田坂の上がり口から、下塙に向かう分かれ道の道傍に三基の地蔵尊が祀られています。その中央の雨除けお堂の地蔵尊は江戸時代に建立された、とのこと。【ある日若衆が「嫁にしたい良い人がいるのだが、身体にいっぱいイボが出来ていて、みっともないから打ち明けられない。お願いだから治してくれ」と祈願したところ、何日かするといつの間にかイボが無くなっているのです。大喜びし、お礼参りには大好きな<タバコ>をお供えしたとのこと。】それからいぼとり地蔵と呼ばれ、タバコを供えお参りする人が多くなったそうです。                    どうしてタバコが好きなんでしょう。                         

 になう水 肩に重たく 藤の井戸

9月③

昔、台地の生活で水に不自由した時、一心院の僧侶によって井戸が掘られたのではないかと、伝えられています。台地での生活者は、水汲みにはたいそう苦労していました。肩で担いで汲み上げ、相当な重労働であったと言われています。この藤の井戸は水量が豊富で、田んぼに引いても水不足はなかったと言われ、井戸の傍には水神様が祀られていました。今や井戸の痕跡はなく、水神様が大事に祀られていました。               一心院は台地にあたるところにありました。

 祇園祭 はだかでもみあう 天王さま

9月④

塙神社です。傾いてしまって支えられて頑張っていました。ご祭神はスサノヲノミコトで、八坂神社と同様でもあるところから、下塙の天王様と言われています。塙神社の『御仮屋』は河岸の広場に造営し、御輿はここまでお出ましになり「おはまおり」の神事が行われ、若衆は六尺褌姿で陸でもみ合いながら、天王様の警護に当たります。夜になれば、下塙河岸より水中に入って、激しく勇壮に御輿揉みの神事を行い、本宮に還御して祭礼は終了します。                            現在は行なわれていはいないようです。

 伝え聞く 大蛇の話 足喰の池

9月⑤

【昔、下塙の谷津の池のほとりで村娘が草刈の途中、池に足を浸していると、一匹のカナヘビが娘の足を舐め始めました。びっくりした娘は鎌で池の中に追い落としてしまいました。すると不思議にも池の中程に水柱が高く吹き上がり、大蛇が現れ娘を足から呑み込むと、池の中に引きずり込んでしまいました。】それからこの池を『足喰みの池』と呼び、蛇は魔物だからいじめないように伝えられています。                      谷津の2池は丁寧な案内板がありわかったのですが、草に阻まれ、蚊の襲来にあい、手前で引き返してしまいました。残念なことでした。

9月⑥

叢には葛の花が咲き、所々彼岸花が咲きだし、心地よい風が暑さを忘れさせてくれました。刈られた稲田に、まだ黄金色の稲田。知らない所を行ったり来たりしながら、地元の人も訪ねないようなところを探す。なんとも楽しい3人組でした。

<2022.9.20 掲載>