自主活動グループの広場

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タイトル

歩こう会B 活動紹介
~「高松かるた」散策⑩~

活動地域

茨城県鹿嶋市

日時

2023年3月8日㈬ 茨城県鹿嶋市

グループ名

歩こう会B

グループのメンバー数
3名(男性1・女性2)
活動開始時期
2012年12月
プログラム
ウォーキング
情報

「高松かるた」第10回 鉢形地区

高松かるた散策マップによる読み札45枚中、場所の特定できる31ヶ所の提示版設置場所をめぐる最後の1枚を訪ねました。

3月にしては暖かい、晴天に恵まれたウォーキング日和。高松公民館に集合です。鉢形地区には九反田池というため池があり、その淵を飾る河津桜が満開だとの情報を得、遠まわりをしてまずはそこを訪ねることとしました。

明治時代に湧き出る清水を利用し、農業用ため池として整備されました。昭和40年代までは夏は蛍が飛び交い、シジミ 鰻 鯉などが生息する近隣住民の憩いの場でしたが、都市化の影響で水質の富栄養化が進み、汚い池となってしまいました。

かつての姿に戻そうと、市や関係機関と住民が参加して周辺整備をしたそうです。平成21年3月の立て看板があり、「きれいな憩いの池として大事にしましょう」との呼びかけが書かれていました。夏は蛍が、そして池にはたくさんの鯉が泳いでこのように桜も美しい、住民に愛される場となっていました。

20230308鉢形

 沖を行く 船の目印 権現松

そこから少し坂道になり、右手に鉢形小学校への通学路の標記があります。なだらかな坂道は「安らぎの道」と命名され整備されており、大きな樹木が木陰をつくり、右手は崖で眼下には開けた住宅地が見えます。その中ほど左側にこの地の旧家の氏神様を祀ったお社があり、そのご神木が権現松。30mもの黒松の巨木だったそうで、波の荒い海の難所鹿島灘を行きかう地元の漁船が、漁場や進路を方向を定める陸地の目印になっていたそうです。が、今は枯死してその雄姿はありません。

20230308鉢形②

地区の伝え話を今に伝える、立て看板のある所を訪ね始めたのが、去年の2月。10回に及びました。昭和60年に、高齢者大学の受講生たちが、この地域の昔話や史跡を後世に伝えたいと活動され、「高松かるた」が作られ、平成28年から地域活動支援事業として、場所の特定できる所に標示板を設置し、散策マップが作成されました。

このマップをもとに知らない地を巡り、昔話になごみ、先人たちの姿を追い求め豊かな楽しい時間を仲間と共に共有できました。

<2023.3.10 掲載>