自主活動グループの広場

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タイトル

シャトークラブ 活動紹介
~真夏の渓流散歩~

活動地域

東京都世田谷区

日時

2023年8月18日㈮ 東京都青梅市

グループ名

シャトークラブ

グループのメンバー数
4名(男性1・女性3)
活動開始時期
2018年3月
プログラム
旅行
情報

コロナ禍前に御嶽神社を巡るコースを企画していましたが、実施することなく何年も過ぎてしまいました。そこで今回は仕切り直しで青梅線の旅を、しかも真夏に出かけるので「涼を求めて」を念頭に旅程を練りました。

立川駅947乗車➡青梅駅➡御嶽駅➡河鹿園➡御嶽渓谷散策➡寒山寺➡澤乃井園➡沢井駅1417乗車➡立川駅解散

先ずは青梅駅。乗り換え時間を利用して駅界隈を散策し昭和レトロを感じ、この町だけでもまたゆっくりめぐりたいという思いにも。かつては映画ポスターの町として栄えていたがその役割を終え、これからは猫の町として活性化を目指すらしいです。

御嶽旅①

青梅から7駅乗車。御嶽駅から歩いてすぐの河鹿園は元割烹旅館。2017年に旅館を廃業してからは、開業当時(大正時代の建物)の趣や雰囲気をそのまま伝える美術館として一般開放しています。2020年国登録有形文化財。御嶽渓谷に沿っての旅館は全部で5棟。迷路のようになっていて一部屋ずつ巡っていくと、どのような文人が利用された空間なのだろうか?など思いめぐらし、時折渓谷からの涼風や鳥のさえずりが心地よく、さらには波しぶきを上げながらラフティングに歓声を上げる子供らの楽しい様子が伝わってきました。歴史的な建造物と重厚な調度品、展示されている書画、どれも間近に見ることができ、中には老舗旅館で使われていた食器やグラス、漆器などが一堂に展示され、手に取って買うことができるお部屋もありました。著名な作家や文化人などの利用も多かったらしく色紙も数多く掲げられていました。記念に頂いた箸袋には「駅出るや 河鹿聞こゆる 橋見ゆる」と河合玉堂氏が呼んだ俳句が。お部屋から多摩川をはさんで建つ河合玉堂美術館が直ぐそこに見えます。

御嶽旅③

渓流沿いに小一時間ほど歩くと寒山寺へ。明治18年書家田口米舫が清国に行き蘇州の寒山寺を訪ねた折、釈迦如来像を託され、その像を安置する場所を探していたところ、地主の澤乃井酒造元当主小澤太平翁がこの地を提供されたそうです。

御嶽旅②

澤乃井園には涼を求めてか多くの人が憩っていました。私たちも渓谷からの風に吹かれながらお蕎麦をいただき、唎酒処に場所を移し、それぞれに一杯を楽しみました。御嶽旅④

沢井駅はすぐそこなのに坂道がきつく、心地よい疲れを感じながらホームへ。電車旅を楽しみ多摩川の波しぶき、渓谷の涼風。また季節を変えてやってきたい・・と余韻を残しての、盛夏の青梅線旅でした。

<2023.9.10  掲載>