自主活動グループの広場

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タイトル

シャトークラブ 活動紹介
~文京区の歴史と文化①~

活動地域

東京都世田谷区

日時

2024年3月1日㈮ 東京都文京区

グループ名

シャトークラブ

グループのメンバー数
3名(男性1・女性2)
活動開始時期
2018年3月
プログラム
旅行
情報

今回は文京区の旅第1弾です。テーマは「文京区の歴史と文化①」。区内は6つのエリアに分かれていて中でも有名な、根津神社、湯島天神、東京ドーム、護国寺、六義園などには、それぞれに出掛けたことはあります。広い地域なので地域を絞って調べ、今回は文京区役所を起点としてコミュニティバスも利用、歴史を感じる神社仏閣を中心に回りました。

集合:文京シビックセンター(区役所がある) 10時

文京シビックセンター展望ラウンジ➡傳通院➡慈眼院・澤蔵司稲荷・善光寺➡源覚寺(こんにゃくえんま)➡Bーぐるバス利用(文化シャッター前乗車)(白山下下車)➡円乗寺(八百屋お七の墓)➡大円寺➡昼食「肴町長寿庵」➡白山神社➡天栄寺➡南谷寺(目赤不動)➡吉祥寺➡天祖神社➡富士神社➡東洋文庫➡Bーぐるバス利用(昭和小学校乗車)(文京シビックセンター下車)

文京区①

朝方までの雨も集合時には上がって、回復傾向。まずはロビーから25階の展望ラウンジに上がり、眺めを楽しみました。真下に東京ドームの遊園地、東側にスカイツリーを確認、西側の遠く奥には雲がかかった富士山。雨上がりの雲も神秘的でした。1階の観光協会に立ち寄り観光地図を戴いた後、文京区コミュニティバス「Bーぐる」一日券を購入(300円)、いざ出発。

文京区乗車券

【文京区】昭和22年に戦前の小石川区と本郷区が合併して誕生。「文の京(ふみのみやこ)」から、多くの大学キャンパスがある。

【B-ぐるバス】文京区コミュニティバス。シビックセンターを中心に区内を巡る3路線が運行。「目白台・小日向コース」「千駄木・駒込コース」「本郷・湯島コース」。1回100円。一日乗車券300円は、各所で割引サービスがある。

文京区②

【傳通院】徳川家康の生母於大の眠る所。室町時代に浄土宗の拠点だったがその後寂れていた。於大の葬儀の時、増上寺の推薦で傳通院に決まった。徳川家の菩提寺の一つ。本堂に向かって左側を入った北側奥の一帯が徳川家の女性が眠る所。二代秀忠の長女千姫、三代家光の正室孝子等。一般墓域には著名人も多く、清河八郎、佐藤春夫、橋本明治、柴田錬三郎など。境内にある淑徳学園は、明治25年、浄土宗の尼僧輪島聞声(わじまもんじょう)が女子教育のために境内に設立。

【澤蔵司稲荷(たくぞうしいなり)】傳通院は浄土宗の教育の場で関東十八檀林の一つで1000人の僧が修行していたと言われる。澤蔵司という修行僧がある日学寮長の夢に出て「自分は千代田城の稲荷大明神だ。ここで勉強し、元の神に戻るが当山を守護して恩に報いる。」と告げた。そこで境内に澤蔵司稲荷を祀った。澤蔵司が食べに行っていた蕎麦屋は400年間今でも奉納している。傳通院前交差点に現在も店はある。

文京区③

【こんにゃく閻魔】源覚寺は眼病平癒のこんにゃく閻魔として親しまれる。眼病を患った老婆が閻魔大王に祈願したところ、満願の日に閻魔が枕元に立ち「我の両眼のうち一つを汝に授く」と言った。そして朝には眼病が治っていた。そこで老婆は好物のこんにゃくを供えるようになった。今も閻魔の右目はない。ここには歯のトラブルにご利益のある「塩地蔵」もある。

文京区④

文京区⑤

【大円寺】はじめ神田にあったが慶安2年現在の地に移り、「駒込の大円寺」と呼ばれた。幕末の先頭者であり砲術家の高島秋帆、樋口一葉を終生助けた斉藤緑雨が眠っている。八百屋お七と縁のある寺で、山門真正面にある「焙烙(焙烙)地蔵は八百屋お七ゆかりの地蔵である。近くの円乗寺境内には八百屋お七の墓がある。

【肴町長寿庵】320年続く手打ちそばの店。ここで昼食をいただきました。

文京区⑥

【駒込富士神社】文京区には3つの富士山がある。護国寺境内の「音羽富士」、白山神社の「白山富士」、そして駒込富士神社。江戸時代には富士講が流行った。ここは最も古いと言われる富士講を組んだ町火消の間で深く信仰された。そのため講中碑が飾られているが文字等は火を表した朱色になっている。社殿は急な石段の上に設けられている。大祭には山車も出る。

【東洋文庫】六義園は柳沢吉保の屋敷だった。その後三菱家が周辺の土地を含め購入。東洋文庫も岩崎久彌が設立。東洋学分野では日本最古・最大の図書館。「モリソン文庫」はロンドンタイムス特派員より購入したもので、「東方見聞録」が7冊ある。その他国宝の「毛詩」(唐時代7~8世紀)「伊勢物語」(嵯峨本)「徒然草」(光悦本)など稀覯本(きこうぼん)がある。浮世絵も充実。

東洋文庫を後にしてBーぐるバスに乗って文京シビックセンターに戻り、カフェタイムとする。今日の振り返りと次回の文京区の旅のコースを考える。小石川植物園を中心に巡ってみたい。

<2024.4.4 掲載>