自主活動グループの広場

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タイトル

シャトークラブ 活動紹介
~向島の歴史・文化の旅(公園・七福神・もの作り)~

活動地域

東京都世田谷区

日時

2024年6月11日㈫ 東京都墨田区

グループ名

シャトークラブ

グループのメンバー数
3名(男性1・女性2)
活動開始時期
2018年3月
プログラム
旅行
情報

4月に続いてゲスト参加者、今回はメンバー知人4名を迎えて、にぎやかな向島の旅になりました。梅雨入り前の貴重な晴れ間、墨田川からの風が心地よく、七福神めぐりのスタンプで童心帰ってはしゃぎ、路地を巡っての小さなお店探訪、言問団子と長命寺桜餅がお休みでがっかり、ランチのステーキに満足、いっぱい歩いて到着した向島百花園は癒しの空間でした。

集合:銀座線浅草駅4番口 10時

浅草駅➡吾妻橋➡ちいさなガラスの本の博物館➡浩養園跡・墨田区役所➡勝海舟像➡墨田公園➡牛嶋神社➡埼玉屋小梅➡見番通り➡三囲神社➡青柳正家➡向島めうがや➡塚田公房➡弘福寺➡長命寺➡長命寺桜餅➡言問団子➡志"満ん草餅➡吉備子屋➡昼食 レストランカタヤマ➡八百七➡白鬚神社➡向島百花園➡東向島駅

浅草駅4番出口から地上に出るとすぐに吾妻橋。澄んだ青空にビール会社の金色のオブジェ(仏人フィリップ・スタルク設計)、その向こうにスカイツリーがそびえています。地図を確認して区役所界隈に歩を進めます。「ちいさなガラスの本博物館」(手作りガラス普及のため、うすはり硝子で有名な松徳硝子グループが作った博物館)は開館前でしたが、気持ちよく見学させていただきました。勝海舟像前では2~3歳の園児たちと朝の挨拶を交わしついほころんでしまいました。墨田公園は大規模工事中でしたので足早に通り抜け牛嶋神社へ。本所の総鎮守なので非常に格式が高い神社です。名物は石でできた撫で牛。体の悪いところと同じところを撫でると治ると言われています。私たちもそれぞれにご利益がありますようにと、撫でました。「埼玉屋小梅」の甘味処はこの時間で多くの方が席を埋めていました。

向島1

一口解説【墨田公園】もとは水戸徳川家の下屋敷だった。関東大震災の復興事業でできた公園。吾妻橋付近より白髭橋付近まで隅田川の両岸に沿って完成させたため日本最初の臨川公園、今でいうリバーサイドパークだ。

見番通りを進み三囲神社へ。七福神めぐりの最初の場所で恵比寿神と大黒神が祀ってあります。普通の稲荷神社であるが有名になったのは、宝井其角の句『遊(ゆ)ふた地や田を見めくりの神ならは』。元禄6年大変な干ばつであったがこの句を神前に奉ったところ翌日に雨が降ったと言われています。(※遊ふた地や→夕立や)また三井家の守護社でもあります。囲の文字に井があり三井を守ることによるものだそうで、三井家当主たちを祀る顕名霊社があり、閉店となった池袋三越のライオン像が寄贈されています。

向島2

さらに進み、わき道に入り老舗和菓子屋「青柳正家」でお土産を買うメンバーもいました。向島墨堤組合があるあたり一帯は、花街があり粋な料亭など、昔ながらの風情が残っていました。楽しみしていた長命寺桜餅、言問団子は定休日で何とも残念なことでした。そうなると余計にあんこが恋しくなるものです。少々距離はありましたが「志"満ん(じまん)草餅」まで頑張りました。家庭用にお持ち帰りを買い求め、さらに店先のベンチで草餅をいただきました。とにかくおいしい、1個175円、味わいながら、本当は大福もみたらしも食べたかった、というのが本音です。向かいにある「吉備子屋」ものぞいてみました。串に刺さった小さなお団子がきび団子。御婆さんが二人で切り盛りしていました。次はランチ「レストランカタヤマ」へ。少し前にテレビ放映されたせいか或いは普段から人気店なのか?混んでいました。3名4名とテーブルは離れてしまいましたが、それぞれに、カツカレー、エビカツカレー、ステーキ、ステーキとクリームコロッケ、ステーキとオムライス等々、美味しく楽しく洋食屋の味を堪能しました。

一口解説【志"満ん草餅】本当の草餅の食べられる店。多分日本一おいしい草餅だろう。なまヨモギだけしか使わないので香りが素晴らしい。あんなしをそのまま食べてほしい。

向島3

ランチ休憩の後の午後の一歩は重いものですが、次を目指します。「白鬚神社」は七福神の寿老神。祭神は猿田彦神で国土の神、道案内の守神、墨田川沿いの道祖伸として信仰されてきました。旅立ち安全の神としても人気があるようなので、私たちの活動を見守ってほしいと思いました。御朱印もいただき満足です。最後の目的地(これがメインなのです)「向島百花園」に到着。一日目にしていたスカイツリー、ココでは池と緑の向こうにそびえています。癒しの庭園、という言葉がぴったりです。あじさい、ねむの花が静かに咲いて、色濃くなった緑の中を午後の風に吹かれながら、のんびりゆったり散策しました。秋の萩のトンネルもさぞや風情があることでしょう。

向島4

一口解説【向島百花園】文人墨客が集った墨田川文化が花開いたのは、向島百花園が始まった文化文政期だった。11代家斉の時代。この時代は浮世絵が隆盛を迎え、町人文化も太平の世に浮かれ、粋人は風流に励んだ。百花園を開いたのは仙台出身の骨董商佐原鞠塢(さはらきくう)。360本の梅の木を植えたことから亀戸の梅屋敷に倣って新梅屋敷、花屋敷とよばれた。文化墨客のサロンとして利用され、酒井抱一、大田南畝だが集った。この人達が詩歌に因む草木を勝手に植えたので百花園とよばれた。

もう少し歩いたら初めての東向島駅です。カフェにてのどを潤し一日を振り返りおしゃべりに花が咲きました。それぞれの経路を確認して散会。よく歩きました、皆さんお疲れさまでした。

<2024.6.24 掲載>