自主活動グループの広場
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シャトークラブ 活動紹介
~モンチッチの町新小岩~
東京都世田谷区
2024年12月6日㈮ 東京都葛飾区
シャトークラブ
都内23区の中で今回行先に決めた葛飾区の中心駅総武線「新小岩駅」は、昭和3年開業。明治32年に開業していた小岩駅に因んでいます。開業当初は南口しかなく乗降客も少なく、今回の旅の基点の北口は、駅周辺の大きな工場の通勤を便利にするために、昭和19年に出来ました。その後新小岩駅周辺は発展し、区の南の玄関口のなりました。北口を出るとすぐにモンチッチの像があります、そこから旅はスタートしました。
集合:新小岩駅北口 10時
新小岩駅➡巽橋跡➡西井堀せせらぎパーク➡みのり商店会➡金魚の吉田➡上品寺➡上平井天祖神社➡東光寺➡人形のセキグチ➡西小岩五丁目公園(モンチッチ公園)➡外谷汐入公園➡かつしかハープ橋・上平井水門➡上平井のサイカチ➡小宮染色工場➡葛飾あらかわ水辺公園➡新小岩公園➡南口ルミエール商店街➡新小岩駅
新小岩駅北口に出ると、昭和の時代から今日まで人気の高いモンチッチ一色でした。モニュメント、時計のポール、バス乗り場等々。お出迎えを受け歩を進めていきます。
みのり商店会:昭和37年に37店舗から始まり現在は101店、南北500m以上続いています。かつてはどこにでもあるような商店街だったが現在はコンビニや大型店に押され気味の地域が多いようです。通りには、洋品店・文具店・酒店・パン屋さん・豆腐店等々個人商店が並び賑わっています。
金魚の吉田:まだ開店前でした。創業は文政2年、江戸時代の金魚商で現代まで継続されている企業はここのみ。産地産地のすべての金魚を展示即売、地域毎に水槽を区分けしているので、各地の天然記念物級の有名金魚をガラス戸越しに観ました。
上品寺:八幡山来迎院。高さ2mの大きな閻魔大王の座像があります。閻魔は、亡くなった方が生前に良いことをしたか悪いことをしたかを判断して裁く神と言われています。
人形のセキグチとモンチッチ公園:大正時代に葛飾区に近代的な大工場が次々と出来ました。(千種セルロイド、三菱製紙、日本紙業など)これらの関連業者や下請け工場が設立され葛飾は工場の町になりました。家族主体の工場が多いのは、葛飾・墨田。荒川各区の特徴です。終戦後日本の玩具は輸出産業として復活、高度成長期には葛飾誕生の玩具がヒット。特にタカラトミーとセキグチが人気。制作の変遷をたどり、セルロイド製からソフトビニール製の人形やぬいぐるみとなり、1974年誕生の「モンチッチ」は全国的に大人気、海外進出も。今は葛飾区観光協会の広報課長、2016年には同社工場跡地に区立公園開園、愛称は「モンチッチ公園」。防災倉庫や仮設トイレの設備も備えていて非常時の集合場所にも利用されます。食事処は近隣ではこの「島村」しかなく、11時半からわずか2時間の営業時間を目指して工場で働く方や近くの住民でにぎわっていました。「食堂のまさにここで、モンチッチを作っていたのですよ」と80代後半の女主人とその娘さんは笑顔でお話しくださいました。
かつしかハープ橋:首都高速中央環状線を通し、葛飾区東四つ木と西小岩を結ぶ。綾瀬川と中川のの合流地点であり、上平井水門と隣接します。橋梁デザイナー大野美代子氏デザインによるもの。2本の主塔は65mと29mの異なる高さ。その曲線と48本のワイヤーが織りなす姿はとても美しいです。中川のゆったりとした流れに沿った水辺公園を眺め新小岩公園へ。もともと大同特殊鋼の工場があった地で、工場閉鎖後に公園や都営アパートが建てられ現在はスポーツ広場や多目的広場があり多くの市民でにぎわっていました。公園西側には荒川が流れ、大規模災害時には避難拠点になるため、防災設備も充実しています。少し歩いて駅に戻って来ました。新小岩駅南口のルミエール商店街は葛飾区から江戸川区に続く全長420mのアーケードが整備されている大きな商業地で、地域の生活に根ざした下町風情が残ります。入り口の足元、ココにもモンチッチが・・。
<2024.12.29 掲載>