自主活動グループの広場
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シャトークラブ 活動紹介
~中野区妙正寺川を歩く~
東京都世田谷区
2025年2月14日㈮ 東京都中野区
シャトークラブ
5つの区に隣接する中野区は古い歴史や文化、自然にあふれた見どころ満載の魅力ある街です。今回は妙正寺川にスポットを当てて、区内を探訪しました。
妙正寺川:9.7㎞の一級河川、杉並区の妙正寺が源。途中中野区松ヶ丘の江古田古戦場で江古田川と合流し、新宿区下落合で神田川高田馬場分水路に合流。落合の名は2つの川が合流することからが由来。哲学堂公園付近には妙正寺第一・第二調整池があり、上流部には鷺宮調整池が整備され白鷺せせらぎ公園として利用されています。
集合:高田馬場駅早稲田口:10時
高田馬場駅➡新井薬師前駅➡「たきび」の歌発祥の地➡新井薬師梅照院➡新井薬師公園➡北野神社➡ロイスダール中野本店➡哲学堂公園➡野方配水塔➡江古田古戦場の碑➡山崎記念中野区立歴史民俗資料館➡ランチ➡沼袋氷川神社➡沼袋駅から井荻駅電車移動➡科学と自然の散歩道➡妙正寺公園➡妙正寺➡バス移動で荻窪駅
♪かきねの かきねの まがりかど~~ 作者巽聖歌(たつみせいか)は昭和5~6年頃現在の上高田4丁目に住み、この辺りを散策して「たきび」の歌が出来たと言われています。その当時の面影が残っていました。新井薬師、新井薬師公園、北野神社、と暖かな日差しが後押ししてくれました。
哲学堂公園:明治37年に東洋大学創立者である井上円了博士によって、世界の哲学が学べる公園としてつくられました。園内には「哲学堂庭内七十七場」として石像・池など77ヶ所が点在。2020年に国の名勝指定。最初にソクラテス、カント、孔子、釈迦を祀った「四聖堂」を建設、その後、哲理門、六賢台(東洋の賢人6名)、三学亭が追加されました。
続いて野方配水塔(昭和4年建設、現在は役目を終えて遺構として国の登録文化財。今も新鮮な状態にあり、災害時には中野区民、周辺都民に一定量を給水する。)、江古田公園内にある江古田古戦場の碑を尋ね、ここでも妙正寺川に出会いました。新青梅街道を進み、山崎記念中野区立歴史民俗資料館へ。午前の十分な歩きに加えお腹も空いてきたので、休憩も兼ねてゆっくり見学しました。「おひなさま展」開催中で、区指定文化財の旧江古田村名主家に伝わった江戸時代から明治にかけての雛段飾りや御殿飾りを間近に観ることが出来ました。庭も資料場として利用され、巨大な椎の木、沢庵漬けに使った大樽や当時の道しるべなど興味深いものが多かったです。
午後1時を回っています。ようやく見つけた成田屋という蕎麦店でがっつりと天丼をいただきました。お腹を満たして道中の続きは、中野沼袋氷川神社。ここは、武蔵国一宮である大宮氷川神社から須佐之男命の分霊を奉祀したのが始まりです。境内には道灌ゆかりの「道灌杉」跡や御神木として祀られている「三本願い松」がありました。
沼袋駅より井荻駅まで西武線で移動。
科学と自然の散歩道:小柴昌俊博士がノーベル物理学賞受賞と杉並名誉区民となったのを記念してつくられた散歩道。井草川遊歩道・妙正寺公園・妙正寺川をつないでいます。途中に「夢のタマゴ」と名付けられたモニュメントが設けられています。
妙正寺に到着、ここは杉並区です。水源の池を後にして清水バス停へ。運よくすぐにバスはやってきて荻窪駅に出ました。18000歩ほど歩いた今回の中野区の旅は、有名な公園・神社・お寺・史跡などを、川を中心に線で結び歴史や文化を感じながら、見頃の紅梅白梅にメジロが遊びにやって来て・・そんな光景も目にして、楽しく充実した一日でした。
<2025.2.14 掲載>